エアコンはお掃除機能が付いていても油断大敵です!|大阪堺市のエアコンクリーニング、ハウスクリーニング会社プロコート

プロコートへ

TOPブログ > エアコンはお掃除機能が付いていても油断大敵です!

2020/06/01エアコン
エアコンはお掃除機能が付いていても油断大敵です!
【神奈川県横浜市青葉区でのエアコンクリーニング!】

こんにちは!
プロコートの村上です。

今回は神奈川県横浜市青葉区で行ったエアコンクリーニングを紹介していきます。

クリーニングしたエアコンはパナソニック製お掃除機能付きエアコンです。

クリーニングの紹介をする前に皆さんはお掃除機能付きエアコンはスタンダードエアコンと何が違うのかを正しくご存知でしょうか?
エアコンのお掃除機能とはエアコン内部のフィルター部分についたホコリをエアコンが自動でお掃除してくれる機能のことです。
なぜこんな話をするかと言うとお掃除機能付きエアコンはエアコン全体を自動でお掃除してくれるものだからスタンダードエアコンのようにクリーニングはしなくても大丈夫と思われている方が結構いらっしゃるからです。ですがお掃除機能付きエアコンが掃除をしてくれる部分はフィルター部分なのでそれ以外の部分に関してはスタンダードエアコン同様に汚れが溜まってしまうものなのです。さらにメーカーや型番により内部の構造に違いがあります。大きく分けるとフィルターに付いたホコリを自動排出するタイプと、内部のダストボックスと呼ばれる部分にホコリを集めるタイプです。内部にダストボックスがあるタイプはこのダストボックスに溜まったホコリも定期的に取り除いてあげる必要が有ります。
つまり、エアコンはお掃除機能が付いているいないに関わらず定期的にメンテナンスとしてクリーニングが必要なものなのです。

クリーニングを申し込まれたお客様もお掃除機能付きエアコンはクリーニングの必要が無いと思われていたのですが最近エアコンを使うと黒い粉が降ってくるようになったため今回クリーニングを申し込まれたようです。

では早速エアコンを分解して内部の状態を確認していきます。

エアコン全体を覆っているカバーや風向きを調節するルーバー、お掃除ロボユニットを取り外して送風ファン部分を見えやすくした状態がこちらです。



送風ファンにカビとホコリが乾燥した大きな塊がこびりついていました。
お客様が気にされていた運転時に降ってくる黒い粉ですがおそらくこのカビとホコリの塊がファンの遠心力で剥がれて降ってきていたものと思われます。


次はドレンパンの状態をみていきます。



このドレンパンと呼ばれる部品はエアコン内で
発生した水滴を受け止める水受け皿の役目を果たす重要な部品です。夏場に冷房を使うとエアコンから出ているドレンホースと呼ばれる部分から水が流れ出てくるのですがこの水がドレンパンで受け止めているエアコン内で発生した水滴です。ドレンパンは冷房時に水に触れる部分なのでエアコン内でもカビの生えやすい部品の1つになります。このドレンパンの状態は取り外さないと汚れの状態などを確認できず綺麗にするのも難しい部分なのですが、殆どのクリーニング業者はドレンパンを取り外さずにエアコンクリーニングを行います。というのもドレンパンの取り外し洗浄は特殊分解洗浄で高い技術と知識が必要となるからです。メーカーや型番、設置状況によって取り外し手順が違いますし、もし取り外せても正しく取り付けが出来ないとエアコンからの水漏れが起こるなどと分解取り外しにリスクが有るからです。又、ドレンパンを取り外す分ドレンパンを取り外さない場合に比べてると分解、組み立てに時間がかかります。このような理由からドレンパンを取り外さないクリーニング業者が多いのです。

プロコートでは徹底洗浄に拘っておりますのでドレンパンに汚れを残さないためにもドレンパンが取り外し可能なエアコンは取り外しての洗浄をさせて頂いております。

ではエアコンクリーニング専用の洗剤とエアコンクリーニング用にカスタマイズした高圧洗浄機を使って丁寧に洗浄をしていきます。

洗浄後の写真がこちらです。

送風ファン部分



ドレンパン



バッチリピカピカになりました。

そしてこちらが洗浄の際にエアコンから出てきた汚水です。



クリーニング後は黒い粉も降ってこなくなり安心してエアコンを使える状態になりました。


エアコンにカビが生える原因ですがエアコンは冷房を使うとエアコン内部で空気を急減に冷やす過程で水滴が発生しています。この水滴自体は外に排出されるのですが湿気はエアコン内部にのこってしまいます。エアコンは全体がカバーに覆われているので湿気はエアコン内部に長時間止まってしまいカビが生えてしまうのです。
エアコンは全体がカバーに覆われているので内部の汚れ具合がなかなかわかりません。
そして、カビが生えたままのエアコンを使い続けるとエアコンから部屋中にカビをばら撒いている状態となります。そのカビを吸い込むと『咳』がでるようになったり、場合によっては『アレルギー性鼻炎』、『呼吸器系疾患』、『肺炎』などの病気になってしまう場合があります。
ですのでエアコンは定期的にクリーニングをする必要があります。
では何を基準にエアコンクリーニングすればよいかなのですが、エアコンは全体がカバーで覆われているので見た目がキレイでも内部はカビだらけになっている場合もあるので汚れ具合を見た目では判断するのが難しいです。ですのでエアコンは見た目の状態で判断せずにそのエアコンで冷房をどれぐらい使用したかとエアコンの設置している環境に合わせてクリーニングをしていただく事を強くお勧めします。

ではエアコンのクリーニングはどれぐらいの頻度でするべきかですが、これはエアコンの設置している環境や夏場にどれだけ冷房を使ったかで目安が変わってきます。もしお家のエアコンの設置場所がキッチンに近い場所であった場合や夏場の冷房の使用頻度が高い場合は1年に1回はクリーニングしてあげる事をお勧めします。理由としてはエアコンがキッチンに近いと料理の際にでる油分を含んだ煙がエアコンに影響を与えてエアコン内部に油がついてしまうからです。又エアコンは使えば使うほど内部が汚れてしまうので使用頻度が高い場合もカビやホコリでエアコンが汚れてしまうからです。
ちなみに、使用頻度が低いエアコンの場合は3〜4年に1回のクリーニングが目安になります。

クリーニングの際はお家ではエアコンのお手入れは出来ないかと質問をよくいただきます。お家で出来るお手入れにはフィルターのお掃除が挙げられます。使用頻度が高いエアコンはスタンダードタイプ(お掃除機能が無いタイプ)で2〜3週間に1回を目安にお掃除してあげてください。このフィルターはエアコン内部にホコリなどが入らない様にする役目があるのですがフィルターが汚れてしまうとエアコンの効きが悪くなってしまったりするからです。ちなみにフィルターのお掃除をする際の注意点としてはフィルターをゴシゴシと擦らない事です。ゴシゴシと擦るとフィルターが痛んでしまい、最悪フィルターが破れてしまうからです。

又、送風ファンを割り箸などの棒を使って掃除してもいいですか?との質問も頂きますが送風ファン部分はお客様自身でお掃除する事はお勧めしません。確かに棒などを使えば届きそうではありますがこの際少しでも失敗するとテコの原理で送風ファンの羽が割れてしまうからです。(実際に棒を使って掃除したら送風ファンを割ってしまったエアコンを見ております)
送風ファンにはたくさん羽がついているので一枚ぐらい割れても大丈夫そうに見せますが、送風ファンは回転の際に振動が起こらないように精密に計算された上で製造されています。ですので1枚羽が割れただけでもそのバランスが崩れてエアコンが異常振動を起こしカタカタと音が鳴るようになったりとトラブルの元になるのです。


エアコンは一昔前は贅沢品と言われていました。ですが現在はエアコンは生活する上で欠かせない生活必需品のひとつです。そんな大切な家電だからこそ定期的なメンテナンスや分解してのクリーニングをすることが不可欠です。お家のエアコンの使用状況に合わせたエアコンクリーニングをしてみてはいかがでしょうか?

一覧に戻る