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- 2020/06/11エアコン
- ドレンパン分解でエアコン内部を徹底洗浄の事例!
【長居でのエアコンクリーニング!】
こんにちは!
プロコートの村上です。
今回は長居でのエアコンクリーニングを紹介していきます。
クリーニングしたエアコンはパナソニック製のスタンダードエアコンです。
では早速エアコン全体を覆っているカバーなどを取り外してエアコンの内部の状態を確認していきます。
こちらは送風ファン部分の写真です。
ファンにホコリとカビがこびりついてしまっています。
次はドレンパンの状態を見ていきます。
カビだらけになってしまっていました。
このドレンパンと呼ばれる部品はエアコン内で
発生した水滴を受け止める水受け皿の役目を果たす重要な部品です。夏場に冷房を使うとエアコンから出ているドレンホースと呼ばれる部分から水が流れ出てくるのですがこの水がドレンパンで受け止めているエアコン内で発生した水滴です。ドレンパンは冷房時に水に触れる部分なのでエアコン内でもカビの生えやすい部品の1つになります。このドレンパンの状態は取り外さないと汚れの状態などを確認できず綺麗にするのも難しい部分なのですが、殆どのクリーニング業者はドレンパンを取り外さずにエアコンクリーニングを行います。というのもドレンパンの取り外し洗浄は特殊分解洗浄で高い技術と知識が必要となるからです。メーカーや型番、設置状況によって取り外し手順が違いますし、もし取り外せても正しく取り付けが出来ないとエアコンからの水漏れが起こるなどと分解取り外しにリスクが有るからです。又、ドレンパンを取り外す分ドレンパンを取り外さない場合に比べてると分解、組み立てに時間がかかります。このような理由からドレンパンを取り外さないクリーニング業者が多いのです。
プロコートでは徹底洗浄に拘っておりますのでドレンパンに汚れを残さないためにもドレンパンが取り外し可能なエアコンは取り外しての洗浄をさせて頂いております。
ではエアコンクリーニング専用の洗剤とエアコンクリーニング用にカスタマイズした高圧洗浄機を使って丁寧に洗浄をしていきます。
洗浄後の写真がこちらです。
送風ファン部分
ドレンパン
カビやホコリが取り除かれてバッチリキレイになりました!
そしてこちらが洗浄の際にエアコンから出て来た汚水です。
エアコンにカビが生えるてしまう理由なのですがエアコンは冷房を使うとエアコン内部で空気を急減に冷やす過程で水滴が発生しています。この水滴自体は外に排出されるのですが湿気がエアコン内部にのこってしまいます。エアコンは全体がカバーに覆われているので湿気はエアコン内部に長時間止まってしまいカビが生えてしまうのです。
エアコンは全体がカバーに覆われているので内部の汚れ具合がなかなかわかりません。さらにお掃除機能がついているエアコンはエアコン全体を自動でお掃除してくれると思われている方も多いのでエアコン内部がカビだらけになっていることが非常に多いです。
そして、カビが生えたままのエアコンを使い続けるとエアコンから部屋中にカビをばら撒いている状態となります。そのカビを吸い込むと『咳』がでるようになったり、場合によっては『アレルギー性鼻炎』、『呼吸器系疾患』、『肺炎』などの病気になってしまう場合があります。
ですのでエアコンは定期的にクリーニングをする必要があります。では何を基準にエアコンクリーニングすればよいかなのですが、エアコンは全体がカバーで覆われているので見た目では汚れ具合は判断しづらいです。ですのでエアコンは見た目の状態で判断せずにそのエアコンで冷房をどれぐらい使用したかとエアコンの設置している環境に合わせてクリーニングをしていただく事を強くお勧めします。
ではエアコンのクリーニングはどれぐらいの頻度でするべきかですが、これはエアコンの設置している環境や夏場にどれだけ冷房を使ったかで目安が変わってきます。もしお家のエアコンの設置場所がキッチンに近い場所であった場合や夏場の冷房の使用頻度が高い場合は1年に1回はクリーニングしてあげる事をお勧めします。理由としてはエアコンがキッチンに近いと料理の際にでる油分を含んだ煙がエアコンに影響を与えてエアコン内部に油がついてしまうからです。又エアコンは使えば使うほど内部が汚れてしまうので使用頻度が高い場合もカビやホコリでエアコンが汚れてしまうからです。
ちなみに、使用頻度が低いエアコンの場合は3〜4年に1回のクリーニングが目安になります。
クリーニングの際にはお客様から様々な質問をいただきますがその中でもよく聞かれるのが市販のエアコン洗浄スプレーってどうなの?という質問です。この質問に関しては市販のエアコン洗浄スプレーの使用はあまりお勧めはしません。なぜかと言うと分解洗浄の場合は洗浄工程の最後に洗剤成分がエアコン内部に残らない様に水を使って十分に濯ぐのですがエアコン洗浄スプレーの場合はスプレーを吹き付けるだけなのでエアコン内部に洗剤成分が残ってしまいます。洗剤成分がエアコン内部に残っていると、乾いた洗剤成分がカビの養分になってしまうのでより多くのカビが生える事になったり、洗剤が付着したままの部分が変質、変色を起こしたり、新たに生えたカビと混ざりにおいがでたりとエアコンのトラブルにつながる場合が多くあるからです。実際に今までエアコンクリーニングにお伺いしたお客様のにも、エアコン洗浄スプレーを使ったら変なにおいがするようになって、エアコンを使うたびに黒い粉も降ってくる様になったというお客様もいらっしゃいました。ですのでエアコン洗浄は市販の洗浄スプレーでクリーニングするのではなく、プロのエアコンクリーニング業者に依頼する事をお勧めします。
ではお家ではエアコンのお手入れは出来ないかと言うとそうではありません。お家で出来るお手入れにはフィルターのお掃除が挙げられます。使用頻度が高いエアコンはスタンダードタイプ(お掃除機能が無いタイプ)で2〜3週間に1回を目安にお掃除してあげてください。このフィルターはエアコン内部にホコリなどが入らない様にする役目があるのですがフィルターが汚れてしまうとエアコンの効きが悪くなってしまったりするからです。ちなみにフィルターのお掃除をする際の注意点としてはフィルターをゴシゴシと擦らない事です。ゴシゴシと擦るとフィルターが痛んでしまい、最悪フィルターが破れてしまうからです。
又、送風ファンを割り箸などの棒を使って掃除してもいいですか?との質問も頂きますが送風ファン部分はお客様自身でお掃除する事はお勧めしません。確かに棒などを使えば届きそうではありますがこの際少しでも失敗するとテコの原理で送風ファンの羽が割れてしまうからです。(実際に棒を使って掃除したら送風ファンを割ってしまったエアコンを見ております)
送風ファンにはたくさん羽がついているので一枚ぐらい割れても大丈夫そうに見せますが、送風ファンは回転の際に振動が起こらないように精密に計算された上で製造されています。ですので1枚羽が割れただけでもそのバランスが崩れてエアコンが異常振動を起こしカタカタと音が鳴るようになったりとトラブルの元になるのです。
エアコンは一昔前は贅沢品と言われていました。ですが現在はエアコンは生活する上で欠かせない生活必需品のひとつです。そんな大切な家電だからこそ定期的なメンテナンスや分解してのクリーニングをすることが不可欠です。お家のエアコンの使用状況に合わせたエアコンクリーニングをしてみてはいかがでしょうか?
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