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- 2020/03/29エアコン
- エアコンから黒い粉が出る場合の事例!
【森ノ宮でのエアコンクリーニング!】
こんにちは!
プロコートの村上です。
今回は最近行ったエアコンのクリーニングを紹介していきます。
クリーニングしたエアコンはパナソニック製スタンダードエアコンのCS-J286C-W、2016年製、8畳用のエアコンです。
こちらのエアコンですがどうやら使用時に風の吹き出し口から黒い粉が降ってきて困っている様です。
ではエアコンを分解して内部の状態を確認していきます。
エアコンのカバーなどを取り外して送風ファン部分を剥き出しにしたものがこちらです。
大量のカビとホコリの固まったものが送風ファンに大量にこびりついていました。
お客様が気にされていたエアコンから降ってくる黒い粉ですがおそらくこの送風
次はドレンパンを見ていきます。
こちらもカビが大量に生えていました。
このドレンパンと呼ばれる部品はエアコン内で
発生した水滴を受け止める水受け皿の役目を果たす重要な部品です。夏場に冷房を使うとエアコンから出ているドレンホースと呼ばれる部分から水が流れ出てくるのですがこの水がドレンパンで受け止めているエアコン内で発生した水滴です。ドレンパンは冷房時に水に触れる部分なのでエアコン内でもカビの生えやすい部品の1つになります。このドレンパンの状態は取り外さないと汚れの状態などを確認できず綺麗にするのも難しい部分なのですが、殆どのクリーニング業者はドレンパンを取り外さずにエアコンクリーニングを行います。というのもドレンパンの取り外し洗浄は特殊分解洗浄で高い技術と知識が必要となるからです。メーカーや型番、設置状況によって取り外し手順が違いますし、もし取り外せても正しく取り付けが出来ないとエアコンからの水漏れが起こるなどと分解取り外しにリスクが有るからです。又、ドレンパンを取り外す分ドレンパンを取り外さない場合に比べてると分解、組み立てに時間がかかります。このような理由からドレンパンを取り外さないクリーニング業者が多いのです。ですが、プロコートでは徹底洗浄に拘っており、ドレンパンに汚れを残さないためにドレンパンが取り外し可能なエアコンは取り外しての洗浄をさせて頂いております。
では、それぞれエアコンクリーニング専用の洗剤とエアコンクリーニング用にカスタムした高圧洗浄機を使って丁寧に洗浄をしていきます。
洗浄後の写真がこちらです。
送風ファン部分
ファンに大量にこびりついていたカビとホコリの固まりがクリーニングでバッチリキレイに取り除かれました。
ドレンパン
こちらもカビで真っ黒だったのがピカピカになりました。
そしてこちらがクリーニングの際にエアコン本体から出てきた汚水です。
真っ黒な汚水が大量にエアコンから出てきました。
今回、お客様が気にされていたエアコンから降ってくる黒い粉ですが分解したエアコン内部の の状態からおそらく原因はカビだと思われます。
そうなると、エアコン内部にカビを生えなくすれば良いと皆さん考えられると思いますが実はエアコン内部にカビを生えなくする事は不可能なのです。というのもエアコンは冷房を使うと内部に必ず水滴が発生してしまいます。水滴は外に排出されるのですが湿気はエアコン内部にのこってしまいます。この湿気がカビの原因になってしまうのでエアコンを使用する以上はの構造上カビの発生は止めることができないのです。
ですがカビを生えにくくする方法はあります。
その方法の1つが冷房を使用した後はエアコンの内部を乾かす事です。比較的新しいエアコンは冷房を切った後しばらく生温い風が出てくると思います。これは内部クリーン運転と呼ばれる機能で冷房でエアコン内部に発生した水滴を送風運転で乾かしカビの発生する時間を少しでも短くする機能なのです。エアコンを止めたのにまだ動いている、と止めてしまう方も多いのですが出来るだけ自動的に止まるまで動かして頂いた方がカビの発生する量を抑えることが出来ます。
2つ目は防カビコーティングをしていただくことです。エアコン内部は非常にカビの生えやすい場所ですが、今回のようにクリーニングでキレイにした後にエアコン内部をコーティングする事でカビの生えにくい環境にする事が出来ます。この防カビのコーティングですがプロコートでは赤ちゃんやペット達に影響の無い安全高級な物を使用しておりますのでお気軽にご相談ください。
エアコンはカビを生えにくくする事も大切ですが定期的なクリーニングも必要です。ですがクリーニングの判断はエアコン自体がカバーに覆われている関係上見た目で判断するのは難しいです。では、なにをクリーニングの目安にすれば良いかと言うと夏場の冷房の使用頻度を目安にするのが1番良いです。リビングなどに設置している使用頻度の高いエアコンの場合は1年に1回の目安でクリーニングする事をお勧めしています。使用頻度の低いエアコンであれば3〜4年に1度のクリーニングが目安になります。
エアコンをクリーニングするとしたら1年のどの時期にクリーニングするのが良いかとも質問を頂きますがこれはエアコンの使い方によって若干変わってきます。まず冷房だけでなく暖房もよく使うエアコンの場合はクリーニングのベストの時期は冷房を使い終わって暖房を使うまでの時期の秋になります。実はエアコンは冷房を使う際はカビが内部で生えてしまいますが暖房に関してはカビの原因になる水滴が基本的に発生しません。ですので、夏に生えてしまったカビを秋にクリーニングする事で次の夏に冷房を使い始めるまでカビが無い綺麗な状態で使う事ができます。次にエアコンは夏の冷房だけ使うという場合は冷房を使い終わってから次に冷房を使い始める夏までの間であればどの時期にクリーニングして頂いても大丈夫です。ですが、プロコートでクリーニングするのであればあえて今の時期をお勧めします。
理由としてはまず予約の際にご希望の日時が取りやすいからです。エアコンクリーニングは夏前が注文が1番多く、この時期はクリーニングのお伺いまで1ヶ月以上お待ち頂くことも非常に多いです。ですが今の時期であればご注文から一週間以内にお伺いできたりと非常にスムーズにエアコンクリーニングをする事ができます。又、キャンペーンをしている事も多いので通常料金よりもお得にクリーニングできる可能性が高いからです。
又、お家でできるエアコンのお手入れについてもよく質問をいただきます。お家で出来るお手入れとしてはフィルターのお掃除が挙げられます。使用頻度が高いエアコンはスタンダードタイプ(お掃除機能が無いタイプ)で2〜3週間に1回を目安にお掃除してあげてください。その際の注意点としてはフィルターをゴシゴシと擦らない事!ゴシゴシと擦るとフィルターが痛んでしまうからです。
送風ファンを割り箸などの棒を使って掃除してもいいですか?との質問も頂きましたが送風ファン部分はお客様自身でお掃除する事はお勧めしません。確かに棒などを使えば届きそうではありますがこの際少しでも失敗するとテコの原理で送風ファンの羽が割れてしまうからです。(実際に棒を使って掃除したら送風ファンを割ってしまったエアコンを見ております)
送風ファンにはたくさん羽がついているので一枚ぐらい割れても大丈夫そうに見せますが、送風ファンは回転の際に振動が起こらないように精密に計算された上で製造されています。ですので1枚羽が割れただけでもそのバランスが崩れてエアコンが異常振動を起こしカタカタと音が鳴るようになったりとトラブルの元になるのです。
ですので送風ファンなどは棒などを使ってお客様自身でお掃除するのではなくプロのクリーニング業者に洗浄を申し込まれる事を強くお勧めします。
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