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2022/07/23コラム,エアコン
エアコンの効きが悪いときはどうする?7つの原因とその解決策を紹介


暑い夏、エアコンの効きが悪いと大変です。

吹き出し口から出てくる風がぬるかったり、部屋がなかなか冷えないなど、エアコンの効きが悪いときは、エアコン周りに何らかのトラブルが発生しているかもしれません。

暑い季節はエアコンが使えないと命にかかわります。まずは落ち着いて、トラブルの原因を探ってみましょう。原因によっては自分で対処できるケースもあれば、業者に修理を依頼したり、内部を清掃したりしないと解決できない場合もあります。

この記事では、エアコンの効きが悪いときに考えられる原因を説明するとともに、その解決方法についてもご案内します。日常的にできるメンテナンス方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンの効きが悪いときに考えられる原因7つ

エアコンの効きが悪いときに考えられる原因は以下の7つです。

  1. フィルターにホコリが溜まっている
  2. 室外機が故障している
  3. 室外機の前に物が置いてある
  4. 冷媒ガスの漏れや不足
  5. 内部センサーの故障
  6. 熱交換器が汚れている
  7. ファンが汚れている

それぞれについて詳しく解説していきます。

原因1.フィルターにホコリが溜まっている


エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると、エアコンが効きにくくなります。

フィルターはエアコンに空気を取り込む通り道です。通り道がふさがれてしまうと、十分な量の空気を取り込めず、エアコンから吹き出す風も弱くなります。

エアコンの使用頻度にもよりますが、約2週間に1回程度フィルターの清掃をするのがおすすめです。フィルターをキレイにすれば、エアコン内部に汚れが溜まるのを防げますし電気代も節約できます。

原因2.室外機が故障している


エアコンの室外機には、室内の熱を外に逃がしたり、熱を室内に送り込んだりする役割があります。室外機が故障してしまうと熱交換に不具合が生じ、エアコンの効きが悪くなります。

故障の原因は、ゴミ詰まりや経年劣化などが考えられます。「ブーン」「カサカサ」といった異音がするときは、内部にあるモーターやファン、フィルターに問題が生じているかもしれません。

故障が疑われる場合は修理業者に、内部にゴミが溜まっている場合はエアコンクリーニング業者にメンテナンスを依頼しましょう。

原因3.室外機の前に物が置いてある

室外機の前に植木鉢、植栽、雑草、自転車、物置などがあると、内部に熱がこもってエアコンの効きが悪くなります。

空気の排出や吸い込みを邪魔しないよう、適切な据付スペースを確保してみてください。以下は据付スペースの参考例です。

室外機に日よけカバーや囲いを設置している場合も注意が必要です。なるべくメーカー推奨のものを使うようにしましょう。

原因4.冷媒ガスの漏れや不足

冷媒ガスには、エアコンが吸い込んだ熱を運ぶ役割があります。夏場に冷房運転で空気が冷たくなるのは、冷媒ガスの働きです。

そのため、冷媒ガスが漏れたり不足していると、エアコンの効きが悪くなります。エアコンを設置してすぐに温度調節が上手くいかないときは、工事のミスで冷媒ガスが不足している可能性があります。エアコンの設置業者に連絡してみましょう。

衝撃や経年劣化によって冷媒ガスが漏れているときは、配管接続部分に霜の発生が見られることがあります。ただ、完全にガスが抜けてしまっていると霜は発生しません。そのような場合は、市販のガス漏れ検知器などでチェックすることも可能です。

破損したパーツの修理や冷媒ガスの充填は、エアコンの修理業者に依頼しましょう。

原因5.内部センサーの故障


内部センサーが故障すると、部屋の温度などを正確に感知できなくなり、適切な温度に冷やしてくれません。

内部センサーは室内機、室外機、コンプレッサー(室外機内)の計3か所に設置されています。

3つのうちどれか1つでも故障してしまうと温度を感知できなくなり、部屋の温度が設定温度とずれたり、冷房と暖房がちぐはぐになったりするなど動作が不安定になります。

故障の原因は経年劣化や、エアコン内部に溜まったカビやタバコのヤニなどであることが多いです。

内部センサーはエアコン内部に設置されているため、業者に点検や内部清掃を依頼しましょう。

原因6.熱交換器が汚れている


熱交換器(アルミフィン)とは、アルミでできた薄い板がたくさん縦に並んでいるパーツのことです。フィルターから吸った空気がこの熱交換器を通過することで、暖かい空気が冷たく、冷たい空気が暖かくなります。

熱交換器の手前にはフィルターが設置されているのですが、フィルターがすべてのホコリやゴミを取り切れるわけではありません。小さいものはフィルターを通過して内部に溜まっていきます。

熱交換器は結露が生じるパーツなので、ホコリと合わさってカビが大量に発生してしまいます。エアコンのカバーやフィルターをきれいにしていても熱交換器がカビでびっしりと覆われているケースは多いです。

残念ながら熱交換器の汚れは家庭では取り切れません。熱交換器の裏側や、さらにその奥にあるパーツはエアコンを分解しないときれいにできないからです。この場合、エアコンを分解してパーツごとにきれいにできるクリーニング業者に依頼するのがよいです。

原因7.ファンが汚れている

ファン(クロスフローファン)が汚れていることも原因になります。

ファンは空気を循環させる筒形のパーツで、熱交換器よりも壁側に設置されています。

フィルターの裏側にある熱交換器がホコリやカビだらけになっていたら、ファンも同じように汚れている可能性が高いです。エアコンから出る風は必ずファンを通るため、ファンが汚れたままだとそういった汚れやカビなどが吹き出し口から排出されます。

家庭用の壁掛けエアコンの場合、内部を分解してパーツごとに洗浄しないとホコリやカビは取り切れません。エアコン掃除を依頼するときは、分解洗浄に対応しているエアコンクリーニング業者に相談しましょう。

また、お部屋全体への効きが悪いという場合には、部屋のサイズにエアコンの容量が合っていない場合もあります。間取りや日当たりによっても条件は変わってくるので、取扱説明書にあるエアコンの能力対応面積を確認してみましょう。

エアコンの効きが悪いときに自分でできること

エアコンの効きが悪いときに、自分でできる対処法を紹介します。

設定温度を下げる

エアコンの設定温度を下げて、部屋の温度が変わるか確認してみましょう。

温度が変わらない場合は、空気の熱を下げる熱交換器や室外機、冷媒ガスなどに問題がある可能性が高いです。

電源を落としてコードを抜き差しする

室内機のランプがピカピカと点滅していたり、リモコンにエラー表示が出ているような場合は、エアコンの電源を切ってからコードを抜き差ししてみてください。

室内機とは違い室外機にはリセットボタンがありません。コンセントを抜くことで再起動できます。また、コンセントが高い位置にあって手が届かないときは、ブレーカーを落として再度入れなおす方法もあります。

これらの動作を試しても改善されない場合は、メーカーの取扱説明書に従い、リモコンにエラーメッセージを表示させてみましょう。

ダイキンの例

ダイキンのエアコンを例にして紹介します。

リモコンを室内機に向けた状態で「終了/取消」ボタンを約5秒間長押しします。電子音がして液晶画面に2桁の英数字が表示されるので、取扱説明書に掲載されているエラーメッセージと照合してどこに不具合があるかチェックします。

以下がエラーメッセージです。

  • 00:本体正常
  • E7:室外機ファンモーターに異常
  • F3:室外機の圧縮機吐出配管温度に異常
  • U0:冷媒ガスの不足
  • U4:室内機と室外機の通信不具合

フィルターの掃除

フィルターにホコリが付着しているときは、フィルターを水洗いしましょう。

フィルター清掃は以下のようなの流れで行うのがよいです。

  1. エアコンのカバーを開けてフィルターを取り外す
  2. フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取る
  3. フィルターを裏返して水で汚れを洗い流す
  4. 残っているほこりやゴミを使い古しの歯ブラシなどでやさしく落とす
  5. 十分に水気を切ってから陰干しする

環境省によると、2週間に1度のフィルター掃除によって冷房時は約4%、暖房時は約6%の消費電力を削減できるそうです。定期的にフィルターを清掃することで、電気代を節約するとともに故障のリスクも軽減できます。

エアコンメーカー、電器店に電話

エアコンのトラブルを自分で解決できないときは、メーカーのお客様サポートまたはお近くの電器店に電話してみましょう。

以下の項目を調べておくとやり取りがスムーズです。

  • エアコンのメーカー
  • エアコンの型番(エアコン本体にシールあり)
  • 購入してからどのくらい経過しているか
  • 修理の履歴
  • 保証書に記載されている項目(お買い上げ日、出張修理or持ち込みなど)
  • 室外機は動いているか、周りにものを置いていないか

保証期間内でも有料になる修理もあります。

エアコンの効きが悪いときは分解洗浄がおすすめ


エアコンの効きが悪い時には分解洗浄がおすすめです。

エアコンの効きが悪い多くの場合には、エアコンの内部に問題があることが多いです。センサーや熱交換器など、内部が汚れなどで故障している可能性があります。

分解洗浄とは、壁掛けエアコンを取り外してパーツごとに洗浄する方法です。分解することで熱交換器の裏側やファン、ドレンパンのカビや臭いを丸ごと取り除くことができます。

この分解洗浄は、技術力のあるエアコンクリーニング業者しか対応できません。家電量販店やフランチャイズ契約店の多くは、分解洗浄に対応していないので技術力のある会社に頼むのがよいでしょう。

まとめ:エアコンの内部清掃ならプロコートにお任せ

エアコンの効きが悪いときは、フィルターや室外機、内部にある熱交換器をチェックしてみましょう。もし、ホコリやカビにまみれているなら、内部に問題があるかもしれません。

株式会社プロコートは分解洗浄に対応しています。エアコンの隅々まで清掃し、エアコンの効きが戻るお手伝いをさせていただきます。分解費用の作業料金は基本料に含まれているため、クリーニングの追加料金が発生することはありません。

作業の流れや料金のことなど、わからないことがあれば弊社スタッフが丁寧にお答えします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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