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- 2021/08/19コラム,エアコン
- エアコンが冷えない理由とは?原因と解決策を紹介
エアコンの電源がオンになっているのに、部屋が冷えないと「エアコンが故障してしまったのかも」と不安になってしまいますよね。
ですが、エアコンによって部屋が冷えないのは故障ではない可能性があります。その場合は自分でエアコンのパーツや、設置環境を見直すことで、部屋が冷えない問題を解決できるかもしれません。すぐ故障と判断せずに、部屋が冷えない理由について考えてみましょう。
この記事では、エアコンが冷えない理由を説明するとともに、それぞれの対処法について詳しく解説します。
エアコンが冷えない理由は大きく3パターン
エアコンが冷えないとき、以下の3つのどれかに原因があると考えられます。
- エアコン(室内機)本体
- 室外機
- 室内環境
これらのなかでも、原因によっては自分で解決できますので、故障を疑う前に以下のポイントをチェックしてみてください。
冷えない理由がエアコン本体のとき
エアコンが冷えないと感じたら、最初にエアコン本体をチェックしてみましょう。
チェックする箇所、それぞれに応じた対処法について解説しますので、参考にしてみてください。
1.フィルターのホコリ詰まり
フィルターがホコリで詰まると、エアコンによって冷えないことがあります。エアコンカバーを開けて、フィルターがホコリで汚れていないかを確認しましょう。
エアコンは運転時、吹き出し口からフィルターを介して部屋の空気を取り込みます。フィルターは空気中のチリやホコリを受け止めるため、長期間放置すると目詰まりを起こし、空気が通過できなくなります。
この状態で運転を続けていると、部屋が冷えない理由になるのはもちろん、循環した冷気と一緒にハウスダストが吹き出します。エアコンのフィルターの掃除をした記憶がない方は、夏風邪やアレルギー防止のためにも、今すぐフィルターの汚れを取り除きましょう。
最近では、フィルターを自動で掃除してくれる「自動おそうじ機能」や「フィルターお掃除ロボット」を搭載している機種も増えています。
ただ、これらはあくまでフィルター表面をきれいにする機能であり、エアコンカバーの裏やフィルターの隅、エアコン内部の清掃には対応していません。最新機種であっても、定期的なメンテナンスは必要です。
解決策:自分でできるフィルターを清掃
フィルターが冷えない原因の場合には、自分でフィルターを清掃しましょう。一般的なエアコンのフィルター清掃の手順について解説します。
- フィルターを取り外さずに表面だけ掃除機をかける。
- フィルターを取り外し、フィルター表面をやさしく掃除機がけする。
- ルーバーやカバーの裏側に付着しているホコリも取り除く。
- フィルターの裏面を水洗いする。
- カビや油汚れがあれば、中性洗剤を薄めてやわらかいブラシで洗う。
- 水を切ってから乾いたタオルを押し当て、水気をふき取る。
- 陰干しして水気が完全に飛んだら完了。
2.エアコン内部の汚れ
フィルターのホコリを取り除いても解決しないときは、エアコン内部の汚れが冷えない理由かもしれません。
エアコン内部の主な汚れはカビやホコリです。カビは、吸い込まれたホコリと運転中に発生する結露水が原因となって発生します。吹き出し口から黒いポツポツが見えたり、運転中カビ臭さやすっぱい臭いを感じたら、内部がカビだらけになっている可能性があります。
フィルターの裏側には、空気の温度を変える「熱交換器(アルミフィン)」、風を起こす「送風ファン」、冷却による結露水の受け皿となる「ドレンパン」などのパーツが隠れています。
これらを取り外して自分で清掃するのは難しいため、エアコンクリーニングのプロに清掃を依頼するのがよいでしょう。
解決策:プロにエアコン内部を分解洗浄してもらう
エアコンの内部の汚れが原因で冷えない場合には内部の清掃が必要になるので、分解清掃が必要になります。エアコンの分解洗浄とは、エアコンをバラバラに分解してから洗浄する方法です。
エアコン内部の構造はとても複雑なので、分解洗浄しないと細部までキレイにできません。例えば、送風ファンの表面に付着したカビ汚れはブラシなどで落とせますが、内部までキレイにしないと運転時にホコリが吹き出します。
エアコンを分解するには専門の知識が必要であり、自分でやるとなると事故や故障のリスクが伴います。そのため、分解洗浄はエアコンクリーニングのプロに依頼することをおすすめします。プロは専用のスチームクリーナーや高圧洗浄機を使うので、仕上がりも違います。これによって、エアコンが冷えないという問題を解決できる可能性があります。
ただ、エアコンクリーニング業者のすべてが分解洗浄に対応しているわけではないので注意が必要です。短時間で終わらせるために、家電量販店やフランチャイズ契約店などのなかには、エアコンを分解せずにそのまま清掃する会社もあります。エアコンクリーニングの依頼を検討しているなら、分解洗浄に対応しているかどうかが一つの見極めポイントです。
私たち株式会社プロコートは、他社ができない分解洗浄にも対応しており徹底的に洗浄を行います。分解洗浄の費用も基本料に含まれているため、安心感が違います。
エアコンで部屋が冷えない理由に、エアコン内部の汚れが考えられるときは、いつでもプロコートにご相談ください。
3.冷媒ガスの漏れ
冷媒ガスの漏れが、冷えない理由かもしれません。冷媒ガスとは、エアコン本体と室外機をつなぐ配管に充填されているフロンガスのことです。
圧力によって液化、気化を繰り返すことで、熱を放出して空気の温度を下げます。冷媒ガスが漏れるとエアコンの冷却効果が下がり、部屋が冷えにくくなります。
ガス漏れの主な原因は、エアコンを設置する際の配管取り付けミス、もしくは経年劣化による配管の腐食です。エアコン本体か室外機のどちらかで発生し、エアコン本体の場合はエアコン内部にある熱交換器、室外機の場合はドレンホースに霜が見られます。
取り付けミスによるガス漏れであれば、エアコン設置業者に連絡してガスを補充してもらいましょう。
解決策:プロに冷媒ガスの充填を依頼する
配管の腐食など経年劣化によるガス漏れは、エアコン業者に有償で充填してもらうのが一般的です。相場は2万円前後、配管の交換が必要になる場合は別途工事料がかかります。
自分でガスを充填する方もいるようですが、安全を確保するため、冷媒の充填量を計測する「デジタルスケール」や、冷媒の気化状況をチェックする「ゲージマニホールド」など専用の道具が必要です。
これらの道具を揃えるのは大変なので、結局プロに依頼した方が安く済むと思います。
冷えない理由が室外機にあるとき
エアコンで冷えない理由がエアコン本体にないときは、室外機に原因があるかもしれません。室外機では以下をチェックしましょう。
1.障害物の有無
室外機は、室内の空気を室外に排出する役割を持ちます。風が吹き出す網目状のところに障害物があると、ファンが回っても放熱されません。
そのため、熱交換がうまくいかず部屋が冷えない原因になるのです。
解決策:室外機の周りを掃除する
室外機の周りに植木鉢やバケツ、自転車などおいてある場合は別の場所に移動させます。
戸建ての場合は雑草や庭木が接しているケースが多いため、定期的に点検して取り除くようにしましょう。
2.直射日光
直射日光が常に当たるような場所に室外機が置いてあると、熱が逃げにくいため、部屋が冷えにくくなります。余計な電力も消費してしまうので、真夏になる前に対策が必要です。
美観や日よけ用に、室外機を隠すカバーが販売されていますが、製品によってはカバーそのものが室外機の熱交換を妨げている場合もあります。
解決策:場所を移動させるか日光を遮る工夫をする
スペースに余裕があれば、エアコン業者に依頼して室外機を移動させます。スペースに余裕がなければ、室外機の吹き出し口に接しないよう、すだれやグリーンカーテンを用意して、日光を遮るのも良いでしょう。
室外機にカバーをかけて遮熱するときは、各メーカーが出している純製品をおすすめします。
冷えない理由が室内にあるとき
エアコン本体、室外機をチェックしたが特に問題がないような場合には、室内に原因があるかもしれません。それらの原因は以下が考えられます。
エアコンの対応畳数を確認
エアコンの吹き出し口に手を当て、冷たい風が出ているのに部屋が冷えないという場合には、設置しているエアコンが部屋の間取りや広さに合っていない可能性があります。
以下のポイントをチェックしてみてください。
- 間取りが複雑(L字や凸凹がある)
- 天井が高い、または高い箇所がある
- 窓や隙間が多く気密性が低い
- 日当たりが良すぎて冬でも暑い
このような場合、製品に記載されている「適用畳数(畳数のめやす)」でカバーできていない可能性があります。
解決策:エアコンを交換するか設置数を増やす
パワーに余裕のあるエアコンに買い替えるか、間取りが複雑なら1台増やすなどの方法があります。パーテーションやふすまの設置で間仕切りを作る方法も有効です。
エアコンは冷房よりも暖房の方がパワーを使うため、暖房使用時の基準を元にエアコンを選ぶとさらに余裕が生まれます。
エアコンが冷えない理由が故障の場合
これまで上げてきたパターンに該当しない場合、冷えない理由がエアコンの故障にあると考えられます。
「風力を上げても風が弱い」「温度を下げても風がぬるい」「内部で異音がする」ような状態なら、リモコン操作で故障の有無を確認してみましょう。
メーカーにより操作方法は異なりますが、タイマーランプが点滅したら「故障」、点灯したら「正常」と判断できる場合が多いようです。故障なら、エアコン修理業者に依頼するか、買い替えるしかありません。
解決策:エアコン点検、修理を依頼する
エアコン修理業者に依頼した場合、点検は5,000円前後、修理は10,000~35,000円が相場です。
ただ、修理できたとしても、部品交換や修理内容によってはさらに高額になります。作業内容は修理のみ、エアコンクリーニングは含まれていないので、トータルで考えると買い替えた方がお得になるケースが多いでしょう。
まとめ:エアコンクリーニングでトラブルを回避
エアコンが冷えない理由はいくつか考えられるものの、メンテナンス不足による汚れの蓄積や、経年劣化である場合がほとんどです。
定期的にエアコンクリーニングを依頼することで、部屋が冷えないなどのトラブルを回避できます。
株式会社プロコートは行っていない会社も多い分解洗浄に対応しています。エアコンで外せるパーツをすべて外し、熱交換器や送風ファン、ドレンパンの裏側まで高圧洗浄機で徹底洗浄。蓄積したカビ、ヌメリ、ホコリなどの汚れをキレイに除去します。
スタッフの対応力、技術力の高さにも定評がありますので、お気軽にお問い合わせください。
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