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2022/07/30コラム,エアコン
【キケン】エアコンのカビは掃除で除去!掃除の手順と予防法を紹介


エアコンの内部はカビが発生しやすい場所です。運転中に独特なニオイがしたら、内部でカビが大量繁殖しているかもしれません。

そのまま放置してしまうと、吹き出し口からアレルゲン物質がまき散らされ、人体に悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。

ただ、カビはエアコンの奥の方に生えるので、どうやって掃除したらいいのかわからない方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、エアコンのどこにカビが生えるのか説明するとともに、エアコン内部のカビを除去する方法と予防法について解説します。

エアコンにカビが発生する理由

エアコンは冷房運転時、室内の暖まった空気を取り入れて、水分を奪うことで温度を下げます。このとき、エアコン内部で暖かい水蒸気をいっぱい含んだ空気が冷やされ、パーツに結露が生じるためカビが発生しやすくなるのです。

カビは温度が20〜35℃、湿度80%の環境で活発に繁殖します。さらにフィルターを通過した小さなごみやホコリを栄養源とするため、エアコン内部は季節を問わずカビが繁殖するのに最適な環境といえます。

エアコンのカビ掃除が必要な理由


カビは糸のような菌糸と胞子から成り立つ微生物の一種であり、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、夏型過敏性肺炎などを引き起こすアレルゲン物質です。

水分と栄養があれば胞子を飛散させて増え続けるため、カビを取り除かなければ吹き出し口から風に乗ってアレルゲン物質がまき散らされます。

そのまま放っておくとカビはさらに増殖し、アレルゲン物質を大量に排出するだけでなく、運転効率が下がって電気代も増えていきます。

だからこそ、エアコンのカビ掃除が必要なのです。

エアコンのカビ掃除をすべき人

エアコンは定期的に掃除しないとカビが生えてしまいます。 以下の項目に当てはまる場合、内部にカビが生えている可能性が高いです。

  • 吹き出し口から黒いポツポツが見える
  • エアコンの風が臭う
  • 夏場でエアコンを頻繁に使っている
  • 昨年からエアコンのカビ掃除をしていない
  • エアコンを長年掃除していない

カビを放置すると最悪故障の原因にもなるため、こういった人は今すぐカビを取り除く必要があります。

エアコンのカビが発生する場所

エアコン内部にはさまざまなパーツがあります。ここでは、カビが発生する可能性のあるパーツについて解説します。

ルーバー

ルーバーはエアコンの吹き出し口に取り付けられている羽のことです。吹き出し口に接しているためホコリや水が溜まりやすく、黒いポツポツとしたカビが発生します。ルーバーに付着しているカビは目で確認できるため、自分でカビ掃除できます。

フィン(熱交換器)

フィンは、フィルターを外すと見える薄い金属が縦に並んでいるパーツのことです。空気を温めたり冷やしたりするときに結露が生じ、そこにホコリと混ざってカビが発生します。

フィンは表面のホコリは掃除機などを使って吸い出せますが、切れ込みの奥や裏面に生えているカビは通常の掃除では取り除けません。

送風ファン

送風ファンは、フィンの裏側にある筒状のパーツです。勢いよく回転して風を起こし、室内の空気を吸い込んだり、フィンによって温度調節された空気を室内に送り出します。空気の通り道なのでホコリを巻き込みやすく、温度差が生じるためカビが発生します。

吹き出し口から覗くと送風ファンの一部を見ることができますが、通常の掃除では送風ファン全体の汚れを取り切ることはできません。

ドレンパン

ドレンパンは、フィンの下にあるパーツです。フィンで発生した結露を受け止める役割があり、溜まった水をドレンホースに送ります。常に水気があるため、ヌメリやカビが発生します。

ドレンパンは熱交換器に覆い隠されているパーツなので、エアコンを分解しないと見ることができません。

エアコンのカビ掃除を自分で行う方法


市販のエアコン洗浄スプレーを使うことで、見える範囲のカビ掃除は行えます。エアコン洗浄スプレーには以下の3種類があります。

  • フィン用
  • ファン用
  • フィルター用

フィルター用のスプレーはフィルターを取り外してスプレーするだけなので簡単です。

ここでは、フィン用とファン用の2つを使った掃除法を紹介します。
※自動お掃除機能付きのエアコンに関しては、フィルターのダストボックスしか掃除できないのでご注意ください。

エアコンのカビ掃除をする前に、必ずエアコンの電源を抜いてください。感電や誤作動のリスクをなくすためです。夏場に掃除する場合はエアコンなしの状態になるので、熱中症にも気を付けましょう。

エアコンクリーニングは本格的な夏が来る前に済ませておくことをおすすめします。

【用意するもの】

  • 45Lゴミ袋と養生テープ(もしくは市販の養生シート)
  • バケツ
  • フィン用エアコン洗浄スプレー
  • ファン用エアコンスプレー
  • 霧吹き(もしくは市販のリンス液)
  • 新聞紙

手順1.養生をする

液だれを防いだり、電飾部分に水や洗剤がかかって故障したりするのを防ぐため、エアコンの周囲を養生します。

市販の養生シートを使う場合

エアコン洗浄スプレーには、養生シートが付属している商品があります。汚水がバケツに流れるよう形が整えられており、素材もゴミ袋より丈夫です。両面テープも付いているので取り付けも簡単です。

養生シートを自作する場合

エアコン用の養生シートはゴミ袋(45L)と養生テープで自作できます。

ゴミ袋の片側をハサミで切り、汚水が逆三角形の頂点に溜まるようエアコンに貼り付けます。頂点をハサミでカットし、そこに底をカットして筒状にしたゴミ袋を巻きつけてバケツに汚水が流れるようにセットします。

このほか、エアコンの電飾部にカットしたゴミ袋と養生テープ、床に新聞紙を敷いておくと安心です。

手順2.フィルターを外す

エアコンのカバーを開けてフィルターを外します。

フィルターは最初に掃除機でホコリを吸い取ってから水洗いします。毛先の柔らかい歯ブラシなどを使い、シャワーを当てて小さな汚れやホコリを取り除きましょう。ベトベトした油汚れが付着しているときは、薄めた中性洗剤を使います。

洗い終わったら水気を拭き取り、陰干しします。

手順3.ルーバーを取り外す

次にルーバーを取り外します。上下に動くルーバーの右側を持ち、左端にあるストッパーをつまみながら斜め下に引いて取り外します。左右に動くルーバーは、接続部を打つ側にスライドしながら持ち上げて取り外します。

取り外したルーバーは、水またはぬるま湯を含ませた布で拭き取ります。カビが落ち切らないときは、中性洗剤を使って歯ブラシなどで擦り洗いしましょう。洗い終わったら水気がなくなるまでしっかりと陰干しします。

手順4.フィンにスプレーをする

エアコンカバー(全面パネル)を外してフィンにスプレーします。

カバーは左右に固定されている箇所を中央に寄せたり上げたりすることで外せます。左右同時に外そうとせず、片方ずつ作業しましょう。カバーは多少歪みますが、力を入れすぎなければ破損することはありません。

フィンにホコリがついていたら、掃除機で吸い取っておきます。

フィン用のエアコン洗浄スプレーを5〜6回強く振り、5cmほど離した位置からフィンの向きに合わせてスプレーしていきます。

飛び散った液が電飾部にかからないよう注意しましょう。噴射液は汚れを巻き込んでドレンホースから排出されます。

手順5.ファンにスプレーをする

次に、ファン用のエアコン洗浄スプレーでファンを掃除していきます。

ファンにホコリがついていたら、掃除機やハンディモップなどを使って取り除いておきます。

スプレー缶にノズルを装着し、5〜10cm離したところからファンに向けてまんべんなく洗浄液を噴射してください。表面が洗浄液で見えなくなったら、ノズルの先でファンを5回ほど回転させ、洗浄液を奥まで行き渡らせます。

15〜20分程度放置している間に、吹き出し口からカビやホコリを巻き込んだ汚水が流れ出てきます。

最後に洗浄液を洗い流します。エアコン洗浄スプレーにリンス液が付いている場合はそちらを使用しましょう。ない場合は霧吹きに水を入れたものを使用します。

洗浄液が残ったままだと洗浄液そのものがカビの原因になってしまいます。しっかりと洗い流しましょう。

内部のカビはエアコンを分解しないと落とせない

ここまで、自分でできるエアコン掃除の方法について説明してきました。しかしこの方法では、フィンやファンの裏側、ドレンパンに付着しているカビなどは除去できません。

目に見える部分のカビ汚れがキレイになっているだけで、残ったカビはまた繁殖を続けてしまいます。一時的にニオイや汚れが改善したとしても、またカビに悩まされることになるでしょう。

エアコン内部のカビを徹底洗浄するには、エアコンを分解洗浄するしかありません。分解洗浄とはエアコンを分解してパーツごとに洗浄する方法です。パーツを丸ごと洗えるので、洗浄後はまるで新品のようにキレイになります。

ただ、分解洗浄するには、エアコンの分解・組み立ての知識が必要です。作業時間も長く、半日〜丸一日かかるケースもあります。高い場所での作業になりますし、分解したパーツを組み立てる作業は大変です。

もし分解洗浄を行いたい場合には、専門のクリーニング業者に依頼するようにしましょう。

まとめ:プロコートは分解洗浄でエアコンのカビを徹底的に除去

エアコン内部のカビは、見えるところなら自分でキレイにできます。ただ、パーツの裏側には取り切れないカビがびっしりと残っています。

カビ汚れを徹底的に取り除きたいなら、分解洗浄に対応しているエアコンクリーニング業者に依頼するべきです。ただ、CMでよく見かけるフランチャイズ店や家電量販店のクリーニングサービスは分解洗浄に対応していないことも多いので注意しましょう。

株式会社プロコートは、他社ができない分解洗浄に対応しています。分解費用は基本料に含まれているため、追加料金が発生することはありません。

分解洗浄でわからないことがあれば、エアコンクリーニングに精通した熟練のスタッフが丁寧にお答えします。まずはお気軽にお問い合わせください!

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