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2021/06/14エアコン
エアコンクリーニングでドレンパンの洗浄が必要な理由は?業者に依頼した方がいい理由も

ドレンパンとは、エアコンから排出される結露水を一時的に溜めておく部品のことです。ドレンパンに溜まる結露水は、カビの繁殖原因になるので、エアコンクリーニングの際必ず洗浄します。

ただ、ドレンパンを取り外す作業には専門性が求められますし手間もかかるので、取り外さない業者が多いのも事実です。内部のフィンなどのパーツだけをクリーニングしても、部品内部にあるカビや悪臭の原因は残ったままです。

エアコンを徹底的にきれいにするなら、ドレンパンを洗浄するのが重要です。この記事では、ドレンパンが汚れてしまう原因と、取り外して洗浄した方がよい理由を詳しく解説します。

ドレンパンとは

ドレンパンはエアコン内部にある主要パーツです。エアコンの機種にもよりますが、最大で3つ設置されています。アルミフィンの裏側にあるため、エアコンのカバーを開けても見えません。

エアコン内部には様々な部品がありますが、それぞれの役割は以下です。

送風ファン 吹き出し口の奥にある筒状の部品、回転して風を起こす
フィルター 室外機の中がホコリまみれになるのを防ぐ
アルミフィン(熱交換器) 薄いアルミ板が並んでいる部品、空気を冷やす
ドレンパン 空気が冷やされ発生した結露水を、一時的に溜めておく受け皿
ドレンホース ドレンパンの定量を超えた結露水を排出するホース

これらのパーツがエアコンの内部にありますが、各パーツが影響してドレンパンが汚れることになります。その仕組みを解説します。

ドレンパンの洗浄が必要な理由

なぜドレンパンの洗浄が必要かを説明します。

ドレンパンにはカビが発生しやすい

ドレンパンはカビが発生しやすい部品です。カビが発生する条件としては以下の3つが挙げられます。

  • 温度20~30度
  • 湿度80度
  • カビのエサとなる汚れやホコリが多い

結露水が溜まるドレンパンはこの3つの条件が揃いやすく、エアコンの吹き出し口や送風ファンにカビが確認できたら、それ以上のカビがドレンパンには発生している可能性が高いです。

さらに、アルミフィンが汚れていたりドレンホースが詰まっていたりすると、許容量をオーバーした分の結露水がドレンホースに流れず、そのまま蓄積されていきます。

溜まった結露水にはゴミや汚れなどたくさんの不純物が含まれているので、それらをエサにカビや微生物の塊であるバイオフィルムが発生します。

そのまま放置してしまうと、悪臭や詰まりで水漏れが発生、エアコンを稼働させればカビは部屋中にまき散らされ、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー気管支炎などの原因になってしまうのです。

自動洗浄機能付きのエアコンも掃除が必要

エアコンには自動洗浄機能が搭載された機種があります。これがあるのでドレンパンの掃除が必要ないかというとそうではありません。自動で洗浄されるのはフィルターのみで、ドレンパンやアルミフィン、送風ファンの汚れは溜まっていきます。

中でもドレンパンは特にカビが発生しやすい部品なので、分解して洗浄しないとカビや悪臭は改善されません。

自動洗浄機能があっても、ドレンパンの掃除をしなくてはならないのです。

ドレンパンを取り外す業者が少ない

エアコンクリーニング業者は、ドレンパンを取り外さずに表面から洗浄する「簡易クリーニング」がほとんどです。

ドレンパンの取り外しや取り付けは、メーカーや型番、エアコンの設置状況によって手順が異なるため、教育の行き届いたエアコンクリーニング業者しか分解洗浄に対応できません。

だからこそ、これまでクリーニングを行ったというエアコンでもドレンパンの掃除がされていないことがあります。だからこそドレンパンの掃除をしっかりと行わなくてはならないのです。

ドレンパンのクリーニングには分解洗浄が必要

ドレンパンの汚れは分解洗浄しないと完全には取り除けません。その理由を説明します。

ドレンパン全体を洗浄できる

ドレンパンの構造は、表側と背面側に分かれています。上部にはアルミフィンが隙間なく配置されているため、エアコン内部を分解しなくては洗浄剤が裏側まで行き渡りません。

分解洗浄でドレンパンを取り外せば、ドレンパンに付属されている細かい部品類、例えばルーバーモーターなどもすべて丸洗いできます。これによってドレンパンのカビをすべて取り除くことができるのです。

エアコン内部の汚れ具合にもよりますが、簡易クリーニングでの汚れ除去率は6~8割弱ですが、分解洗浄でドレンパンを取り外して洗浄する方法なら、8~9割強の汚れを除去できます。

洗浄剤の効果を最大限発揮できる

根のある黒カビに対して、エコ洗浄のような弱い洗剤を使ってもまったく効き目はありません。また塗れ布巾で拭き取ったとしても、根元にあるカビ菌は残ったままで、むしろ水分が余計にカビを繁殖してしまいます。

ドレンパンの洗浄は、エコ洗浄にありがちな「擦る・拭き取る」ような方法ではなく、強力な漂白力と殺菌力を持つ「次亜塩素酸ナトリウム」で「浸透・死滅」させなくてはなりません。

そのためにも、次亜塩素酸ナトリウムを汚れた部分にまんべんなく使用する必要があります。ドレンパンの分解洗浄によって、洗浄剤の効果を最大限に発揮することができ、しつこいカビ汚れを完全に除去できます。

ドレンパンの洗浄方法


ドレンパンを取り外せないエアコンもある

メーカーや機種により、構造上ドレンパンを取り外せないエアコンがあります。

ドレンパンを外せないエアコン例としては、以下のメーカーのエアコンなどがあります。

  • ダイキン
  • 富士通
  • 東芝
  • 日立エアコン(一部機種)

ただこれらの機種のドレンパンは、エアコンをアルミフィンのみの状態に完全分解する「オーバーホール」という手法で問題なく洗浄できます。以下で、ドレンパンを取り外せないエアコンでも洗浄できる完全分解洗浄の方法を紹介します。

ドレンパンの完全分解洗浄方法

エアコンクリーニング業者のドレンパン洗浄の一般的な手順を紹介します。もちろんメーカーや機種により、手順は異なります。

  1. エアコンの動作確認:吹き出し口の温度や、送風ファンなどから異音が出ていないか確認します。
  2. エアコンの勾配を測る:ドレンホース側に勾配があるか確認します。
  3. カバーを外す:機種により隠しネジがあるので注意が必要です。
  4. ドレンパンを外す:ドレンパンの左右にあるルーバーモーターを外し、ビスを抜いてドレンパンを外します。左右で違うビスが使われている場合もあります。
  5. ドレンホースを抜く:エアコンの内部にネジで取り付けてあるため、裏ネジ用のネジ回しを使って抜いていきます。
  6. 基盤、送風ファン、エアコン背面樹脂の順に取り外す…どれもしっかり固定されているので、ビス穴やネジ穴、ネジ山が損傷しないよう注意しながら作業します。
  7. 各パーツを洗浄・乾燥させる…アルミフィンや送風ファンは水圧が強すぎるとつぶれてしまうので注意が必要です。洗浄後はしっかり乾燥させてから、元の通りに組み立てます。

自分でドレンパンの洗浄を行うのが難しい理由

ネット上には、自力でエアコンの分解洗浄、ドレンパンのクリーニングをしているブログなど公開されていますが、実際に自分でやるとなると大変です。

ここでは、ドレンパンの分解洗浄を自分で行うのが難しい理由を解説します。

分解や取り付けが難しい

ここまで説明してきた通り、ドレンパンの分解には様々な工程がありますし、専門の技術や知識が求められます。

細かくやり方を確認しながら作業すれば、部品の取り外しまでは対応できるかもしれません。しかし、元の位置に配置して固定する作業は難しく、稼働時に異音が発生するなどトラブルは後を絶ちません。

自分でドレンパンの洗浄をしたあとに異音や水漏れが発生した場合、保証期間内であっても有償修理の対象となるので注意が必要です。

時間がかかる

たしかに、自分でドレンパンの洗浄をしてしまえば人件費は削減できます。しかし、プロに依頼するよりも時間がかかってしまいます。

業者に依頼すると、1台あたり30~90分で分解洗浄は完了します。自分で作業手順を確認しながら洗浄すると、早くても2時間半、取り付けに苦戦すればさらに時間がかかってしまうのです。

市販品では内部の汚れは落としきれない

市販品のスプレーではドレンパンの洗浄までは難しいです。市販品のスプレーは噴射力が弱いため、エアコン奥まで洗浄液が行き届きません。液剤がそのまま内部にとどまってしまい、余計にドレンパンのカビの発生や部品の変色、悪臭を起こしてしまいます。

プロはエアコン内部を分解し、専用の洗剤を使用、最後に高圧洗浄機できれいに洗い流します。

家庭用の缶スプレー洗浄剤やスチームを使ったとしても、分解しなければ部品の裏側に付着した汚れは落とせません。

業者に依頼した方が安い

自分でドレンパンを洗浄するよりも、業者に依頼したほうが安いといえます。

自分でドレンパンの洗浄やエアコンクリーニングをする場合、必要な道具はすべて購入しなければなりません。洗浄用カバーシートのように、繰り返し使えるアイテムもあります。

さらに、使用する部品ごとにアイテムを使い分けなければなりません。例えば送風ファンには送風ファン用のスプレー、アルミフィンにはアルミフィン用のスプレー、ドレンホースにはドレンホース用のクリーナーを用意する必要があります。

さらに、市販品の内容量は少ないので、缶スプレーなどが大量に必要になり、結局プロに依頼する方が安く済むのです。

業者によっては簡易清掃のプランしかない

エアコンクリーニング業者の中でも、激安店やフランチャイズ店、家電量販店では簡易クリーニングのプランしか用意されていません。

効率重視のため作業を手早く終わらせなければなりませんし、そもそも分解洗浄の経験を持つスタッフも在籍していないので、技術的にもドレンパンを外せないのです。

逆に、ドレンパンの分解洗浄ができる業者なら、熟練の技術力があり、信頼できるという見方もできます。

まとめ:エアコンクリーニングはドレンパンの洗浄まで行おう

エアコンは、人やペットが快適に過ごすのに欠かせない生活必需品です。

しかし、エアコンから出る空気は健康に影響をしてきます。特にドレンパンは、エアコンの部品の中でも特に汚れやすい場所であり、カビが発生しやすい部分で、ドレンパンによって健康を害することもあるのです。

それらを防ぐためにも、ドレンパンの洗浄は必ず行いましょう。そのためにも、ドレンパンの分解洗浄ができる業者を必ず選んでみてください。

株式会社プロコートは、他社がやらないドレンパンの分解洗浄に対応しておりますので、安心感が違います。

スタッフの対応力、技術力の高さにも定評がありますので、わからないことがあえばお気軽にお問い合わせください。


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