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2020/03/25エアコン
お掃除ロボ付きエアコンとスタンダードエアコンの違いを紹介

こんにちは!
プロコートの村上です。

クリーニングしたエアコンはシャープ製お掃除機能付きエアコンのAY-B40EX-W、2012年製、14畳用のエアコンです。

クリーニングの紹介をする前に皆さんはお掃除ロボ付きエアコンとスタンダードエアコンの違いってご存知ですか?お掃除ロボ付きエアコンは名前にお掃除と付いているのでエアコン全体を自動でお掃除してくれるもの、だからスタンダードエアコンのようにクリーニングはしなくても大丈夫と思われている方が結構いらっしゃいます。ですが、メーカーや型番により内部の構造に違いはありますがお掃除機能とはフィルターをブラシで擦りホコリを取り除く機能でであり、フィルターに付いているホコリ以外はスタンダードエアコンと同じようにカビが生えたりホコリが溜まってしまいます。
さらにお掃除ロボ付きエアコンも大きく分けると2種類に分けることができます。フィルターに付いたホコリを自動排出するタイプと、内部のダストボックスと呼ばれる部分にホコリを集めるタイプです。内部にダストボックスがあるタイプはこのダストボックスに溜まったホコリも定期的に取り除いてあげる必要が有ります。
つまり、エアコンはお掃除ロボが付いているいないに関わらず定期的にメンテナンスとしてクリーニングが必要なものなのです。

こちらのお客様もお掃除機能が付いているから大丈夫だと思い約8年間メンテナンスをされていなかったそうです。ですが、最近暖房を使うとエアコンから臭いにおいが出るようになったのでこれはおかしいと思って今回クリーニングを申し込まれたそうです。

では早速エアコンを分解して内部の状態の確認、そしてにおいの原因を調べていきます。

まずは取り外したルーバー(エアコンの風向きを調節する羽の部分)から見ていきます。



全体にカビが生えてしまっています。

全体を覆っているカバーやお掃除ロボユニットなどを取り外して送風ファン部分を剥き出しにします。



こちらも大量に黒いカビが生えてしまっていました。

次はドレンパンを見ていきます。



やはりこちらもカビだらけです。

このドレンパンと呼ばれる部品はエアコン内で
発生した水滴を受け止める水受け皿の役目を果たす重要な部品です。夏場に冷房を使うとエアコンから出ているドレンホースと呼ばれる部分から水が流れ出てくるのですがこの水がドレンパンで受け止めているエアコン内で発生した水滴です。ドレンパンは冷房時に水に触れる部分なのでエアコン内でもカビの生えやすい部品の1つになります。このドレンパンの状態は取り外さないと汚れの状態などを確認できず綺麗にするのも難しい部分なのですが、殆どのクリーニング業者はドレンパンを取り外さずにエアコンクリーニングを行います。というのもドレンパンの取り外し洗浄は特殊分解洗浄で高い技術と知識が必要となるからです。メーカーや型番、設置状況によって取り外し手順が違いますし、もし取り外せても正しく取り付けが出来ないとエアコンからの水漏れが起こるなどと分解取り外しにリスクが有るからです。又、ドレンパンを取り外す分ドレンパンを取り外さない場合に比べてると分解、組み立てに時間がかかります。このような理由からドレンパンを取り外さないクリーニング業者が多いのです。ですが、プロコートでは徹底洗浄に拘っており、ドレンパンに汚れを残さないためにドレンパンが取り外し可能なエアコンは取り外しての洗浄をさせて頂いております。

では、それぞれエアコンクリーニング専用の洗剤とエアコンクリーニング用にカスタムした高圧洗浄機を使って丁寧に洗浄をしていきます。

洗浄後の写真がこちらです。

ルーバー



送風ファン部分



ドレンパン



それぞれカビで真っ黒だったのがバッチリピカピカ!キレイになりました!

そして、こちらが洗浄の際にエアコン本体から出てきた汚水です。



真っ黒な汚水が大量に出てきました。

クリーニング後はお客様が悩まれていた臭いにおいも無くなりました。これで安心してエアコンを使えますね!

今回クリーニングしたエアコン内部の状態とクリーニングした事でにおいが出なくなったことからもお客様が悩まれていたにおいの原因はエアコン内部の汚れ、特にカビが原因であったと考えられます。
エアコンから臭いにおいが出る場合の9割ほどの原因はエアコン内部に生えているカビが原因となります。そして、エアコン内にカビが生える原因は何かというと夏に冷房を使うことが原因なのです。

そもそもなぜエアコンにカビが生えてしまうのかというと、夏の冷房使用時にエアコンは冷風を出す為にエアコン内部で空気を急激に冷やしています。この冷却する時に水滴が発生します。水自体はドレンホースを通して屋外に排出されますが湿気はエアコン内部にとどまってしまい、この湿気が原因となってエアコン内部にカビが生えてしまうのです。冷房の使用頻度が高いエアコンはエアコン内部に湿気が止まっている時間も長くなるのでより多くのカビが生えてしまいます。
エアコンは全体がカバーで覆われているので内部の汚れ具合が分かりにくいので、エアコンからにおいがするなどのトラブルが出たり見える部分までカビの繁殖が進んでしまった時に初めてエアコンが汚れていることに気付くことが非常に多いです。

カビが生えたままのエアコンを使い続けるとエアコンから部屋中にカビをばら撒いている状態となります。そのカビを吸い込むと『咳』がでるようになったり、場合によっては『アレルギー性鼻炎』、『呼吸器系疾患』、『肺炎』などの病気になってしまう場合があります。
ですのでエアコンのクリーニングはエアコンの見た目の状態で判断せずにそのエアコンの冷房の使用頻度に合わせて定期的にクリーニングをしていただく事を強くお勧めします。
では、どれくらいの頻度でクリーニングが必要かですがリビングなどに設置している使用頻度の高いエアコンの場合は1年に1回がクリーニングの目安となります。使用頻度が低いエアコンでも3〜4年に1回はクリーニングをする事をおすすめします。

今回はカビが原因でエアコンからにおいが出ていましたがカビ以外でもエアコンからにおいが出て来ることがあります。これはクリーニング直後のエアコンや購入したての新品のエアコンでもある条件が揃うとにおいが出てしまう場合があります。その条件とはエアコン内部が生乾き状態の時になります。冷房を使用している時に部屋が十分に冷えてくるとエアコンは部屋が冷えすぎないように冷房と送風を繰り返して温度調節をするのですがこの送風運転の時にエアコン内部の水が生乾き状態になり、生乾きの独特なにおいが出てくる場合があります。このにおいが気になる場合は冷房の設定温度を下げる事でにおいが落ち着けることができます。温度調節のタイミング以外では内部クリーン運転時(メーカーなどによって名前が若干違います)もエアコンからにおいが出やすいタイミングです。内部クリーン運転とは冷房で湿気てしまったエアコン内部を送風で乾燥させる機能なのですが内部が乾き切るまでは水の生乾きのにおいが出でしまうのです。

今回紹介したクリーニングの様にエアコンはお掃除機能が付いているいないに関わらず使用すればするほど内部はカビなどで汚れてしまいますのでエアコンの使用状況に合わせて定期的に
クリーニングをして気持ちよくエアコンをお使いください。

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